本『流浪の月』

こんにちは!6月も最終日になりました。今日は朝から雨が降っています☔相変わらず6月も引きこもり生活をしていました。

 

今日は私が最近読んだ本を紹介したいと思います。凪良ゆうさんの『流浪の月』です。2020年の本屋大賞を受賞した本なので、知っている人も多いでしょう。こないだ本屋さんに行ったときに、この本が何十冊も積み重ねてあるのを見て、改めて人気を実感しました。

 

本の帯に「せっかくの善意を、わたしは捨ててく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。」という言葉を見て、何を言っているのかわからず、この本のストーリを想像することもできませんでした。読み進めて行っても結末をまったく予想できず、話の先が気になってどんどん読み進んでしまって、何日か夜更かしをしてしまいました。

 

本を読んで印象に残っていることは、その人の気持ちは本人でないとわからないということです。主人公の気持ちに耳を傾け、理解しようとするのではなく、周りの情報から主人公の気持ちを決めつけてしまうことは私達の日常生活でも起こっているだろうと思いました。少しでもその矛盾を減らすために、相手のことを理解しようとする心を持つようにしたいです。

 

中高生のときは読書をまったくしていませんでした。私が本を読むようになったきっかけは、他の人の考えを取り入れるもっとも手軽な方法であると気づいたからです。自分の知っている世界は小さくて、偏っていると思っています。それを補うために、本を読むことで新たな知見を増やすことができます。自分の考えを肯定してくれる本もよし。否定され、考え直させられる本もよし。自分の思考にアドバイスをくれると思っています。

 

ですが、私も好きなジャンルの本に偏りがちです。それぞれがおすすめの本を紹介しあうこともまた、楽しいでしょう。また機会があれば、私にも本を紹介してください😊

流浪の月

流浪の月