泣きのメカニズム

 

こんにちは!まやです。

とうとう私たちも大学生ラストの年がきちゃいましたね。

春は出会いと別れの季節と言いますが、私はこの前バイトの送別会で先輩にメッセージを発表するとき、出だしから大泣きしてしまいました。化粧は崩れるし、鼻声になるし何より恥ずかしい‥🥲思い返せば小学校の頃の卒業式では一粒も涙を流していないのに、今となったら日々の中で涙を流す経験を何度もしました💧

「年齢を重ねるごとに涙もろくなる」と言われていますが、どうしてでしょうか。気になったので涙について調べてみました👏

 

『人が涙を流す3つの理由』

1 ドライアイを防ぐため「基礎分泌の涙」

  角膜や結膜の乾燥を防ぐために涙を流します。これは目を持つ生き物は、みんな行っていること。亀もうさぎもみんな。

 

2 眼を遺物から保護するための「防御反射の涙」

  例えば、目にゴミが入った時や、玉ねぎを切っている最中などに大量の涙が流れます。一般的には玉ねぎを切った時に出る成分は眼に入ると痛みを発生させます。

 

3 感動した時に流す「情動の涙」

  上記の二つの涙は生理的な現象なので動物も流すが、この涙は喜怒哀楽といった心が動いたときに流れるもの。自分の中に浮きあがった感情による涙と、相手の気持ちに共感して流す涙があり人間しか流さない涙。これまでの脳科学の研究でも、動物が心を動かされて涙を流すことはないという結果が出ています。ペットが飼い主の心を理解することはあるけれど、人の思いや意図を汲み取って泣くということはないです。つまり「情動の涙」は、人間だけに許された特別な涙ということなのです。

 

『泣ける人、泣けない人の違いは?』

私たち人間は、他の動物よりも大脳を大きく発達させてきました。だから言葉を話し、物事を抽象的に・論理的に考えられるようになりました。さらにもう一つ、私たちには特別な脳語備わっていてそれは大脳の中の一番先端の額の真ん中にあります。それは脳の前方に「前頭前野」と呼ばれる部位がありますが、そのちょうど真ん中、古代インドのヨガでチャクラ(第3の眼)と呼ばれるところに「共感能」があります。ここの働きによって言葉以外の方法…つまり表情、目つき、仕草、声のトーンなどから相手の心の糸を汲み取れます。

 

泣く人

前頭前野が相手の気持ちに共感できる力を持つので、私たちは自分以外の誰かの心情に共感して「もらい泣き」をします。それは目の前の人だけじゃなくて、映画やドラマといった自分で体験していない物語にも同じことが起こり得ます。

 

泣かない人

涙をコントロールする機能が非常に強いのかも知れません。前頭前野に「切替脳」といって、怒りや涙を抑える機能があるのではないかと考えられます。「感情的に泣くな」と脳へ絶えず命令してきたから、人格として“泣かない自分“が形成されたのではないかという思想もあります。

 

昔家族でドキュメンタリーを見ていましたが、両親は泣いていたのに幼い私は両親が泣いている理由がわかりませんでした。しかし今となったらその理由がわかります。歳を重ねるごとに恋愛や人との別れ、ペットとの死別など共感するポイントをたくさん持つようになると涙もろくなるってことですね。また、涙を流すことは交感神経が副交感神経に変わるのでリラックス効果もあるらしいです。人前で泣くのが恥ずかしいけれど涙を流すことのメリットもあると知れて良かったです😊この記事を書いる中で、人間が涙を流す理由を含めてですが人間が持つ機能って本当にすごいと実感しました✨✨