記憶に残りやすい出来事の特徴

すやかです🌞絶対に本人しか覚えてないけど本人にとっては何故か鮮明に記憶している出来事ってありませんか?最近、小学1年生の時からの友達と話したのですが「そんなことあったっけ?」とか「なんでそんなこと覚えてんの?」と思うようなエピソードが沢山出てきました。たしかにその場に2人ともいたはずなのに!どんな出来事が記憶に残るのでしょうか

 

まずは「びっくりしたこと」これは記憶に残りやすいそうです。身の回りで起きる様々な現象・事柄の確率を自動的に計算し、整理する脳のシステムを「統計学」といいます。これは人が生まれつき持っている脳のシステムで、無意識に行われています。確率を把握することで、これから何がどのくらいの確率で起こりそうかを予測できます。そして私たちがびっくりすること、この予測と違うことが起きると脳は驚き、知識がアップグレードされ、記憶に残りやすくなります

次に「ネガティブな出来事」です。人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持ち、これをネガティビティバイアスといいます。過去の記憶でつらい経験がより鮮明に残っていたり、有名人の善行よりもスキャンダルの方が世間の関心が集まっていたり、ありますよね。これは生物が目の前のトラブルやリスクを回避し生き抜くために身に着けたものではないかと言われています。

 

こうしてみると私たちの記憶はその出来事の性質によって結構左右されるのだなと感じます。たった1回のスキャンダルや失敗で、その芸能人の印象ががらっと変わった、なんてことも経験がありますし、この商品良いレビューが沢山あったけど何件かめっちゃ悪いこと書かれてたな…と買うのを辞めたこともあります。記憶に基づく判断は決して公平で正確な情報を分析できていないのだということは覚えておかなきゃと思いました!

参考

びっくりする出来事が記憶に残りやすいのはナゼ? 最新脳科学でここまでわかった! (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)心理学用語「ネガティブバイアス」とは?意味と具体例を解説 – スッキリネガティビティバイアス | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス