目標は立てない方が良い!?

こんにちは!マヤです!

最近急に寒くなりましたね🥶すぐ冬が来そうです

 

今回は最近読んだ「仕事は楽しいかね?」という本を紹介していきたいと思います🙌

私は卒論のテーマはイキイキと働くことについてなのですが、論文や本を読み進める中で、この本に出会いました。

 

まずはこの本のあらすじ紹介です。

大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会ったマックスという老人に「仕事は楽しいかね?」と問いかけられ動揺してしまった35歳の主人公。
本書は、日々の仕事にモヤモヤを感じ将来に期待を持つことができない主人公が、老人マックスと会話していく中で、仕事や人生について様々な気づきを得られるというストーリーです。

 

この本の中で、私が特に驚き心残った老人マックスの教えとして、「自分の目標や夢はいらない」というセリフです。

 

え?? 目標を立てることは良いことじゃないの?小さい頃からそう教えられてたのに、、、

と思いました。

 

しかし、本書で登場する数々のビジネスエリートの相談にのってきた老人マックスは、目標を持つことを否定し、主人公に対して次のように言います。

 

「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。「きみは、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?」

 

ちなみに陸に上がり最初に歩き始めたとされる魚類は、「ティクタアリク・ロゼアエ」と言われています。陸に上がった理由は、「安全に産卵できる場所が地上だったため」や「捕食動物が陸には少なかったため」など諸説あります。確かなことは、陸に上がることを目標としていたのではなく、環境に適応し陸に上がったということです。

これは人間にも同じことが言えることだと老人マックスは言います。

 

自分の目標や夢についての計画はなかなか管理できず、目標や夢を立てたところでコントロールできないのが人生だということを学びました。明確な目標や夢を持つのではなく、時代に柔軟に対応し、自分が変化していくことをやめなければ、人生がよりよい方向に進むと知れ、この本に出会って良かったなと思います。

 

本書では、著名人もまた目標を変えて成功した人たちを紹介しています。気になる人はぜひ読んでください!これから社会人方にお勧めの一冊です🤭

老人マックスと主人公のやりとりに段々心が温かくなり、また私は老人マックスに固定概念を壊されました!笑

 

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デイル・ドートン(2001)『仕事は楽しいかね?きこ書房