あくびが伝染するわけ(´Д`)

おはようございます!とみーです🌞

 最近、ゼミブログを全く投稿できていなかったため、たまっている分投稿しようと思います。。。

 

 早速ですが、皆さんは誰かがあくびをしているのを見て、自分もあくびがうつってしまった経験はありますか?私はこの前、友人と電話をしていた時、私が思いっきりあくびをすると、友人もその直後にあくびをしていました。「電話越しでもあくびってうつるねんな!」と話していたのをふと思い出し、今回はあくびがなぜうつるのかについて書いていきたいと思います。

 

あくびを心理学の視点から研究しているいわき明星大学心理学科准教授の大原貴弘さんは、

「あくびがうつるのは、他社と同じ行動をとってしまう“行動伝染”現象の一つ。あくびを見るだけでなく、あくびについて考えたり、あくびに関する文章を読んだりしても、あくびが誘発されることが分かっています。では、なぜそんな現象が起こるのか。原因については1980年半ばからいろいろな研究が行われ、諸説ありますが、最も有力なのは“共感説”です」

共感説というのは、あくびがうつる理由が、その相手に対するきゅかんや関心がベースにあるからというもの。他者に対しての関心が低い人や自閉症の子供では、あくびがうつりにくいことや、あくびの画像を見ているときの脳画像では共感に関わる脳の一部が活発になっていることがこの説を裏付けているらしいのです。

 

では、どういう関係の人があくびがうつりやすいのでしょうか。

 

そのことに関して、イタリアでは研究が行われていました。日常生活の中で目撃したあくび伝染を1年間にわたって記録し続け、480人のデータを解析したものです。そんな研究があるなんて面白いですよね(笑)その研究結果では、最もあくびがうつりやすかったのは、家族(肉親や夫婦)。次に、友人、知人、見知らぬ人という順番だったのです。つまり、親しい人ほどあくびがうつりやすいという結果でした。

 

私は、あくびがうつるのは自分の周りの酸素が奪われる危機感からくるものだと誰からか聞いたことがあったため、この結果に驚きました!ちなみに、酸素濃度はあくびがうつることとあまり関係性はないらしいです(笑)

普段なんとなく起こる現象に少し目を向けるだけでこんなに面白い研究に出会えることができたので、暮らしの中での些細な現象に注目していきたいと思いました。

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