思い出話でストレス解消💡

すやかです🌞

卒論でインタビュー調査をされる方も多いですよね。この調査方法について学ぶうちに思い出話」の特性で気になるものを見つけたのでご紹介します!

 

懐かしいという感情は英訳すると「ノスタルジア」過去への感傷的なあこがれや郷愁と定義されます。過去を振り返ることは、その過去から抜け出せなくなるため、危険だと言われてきたのですが、近年、ノスタルジアや回想のポジティブな面が注目されているようです。

 

1つ目が未来のプランニングに関係することです。未来のことを考える時と、過去を振り返る時に使われる脳内ネットワークがかなり重複することが分かっています。そのため、過去を振り返ることは未来に向かって生きる力をつけるポジティブな行為だと推測されるのです。2つ目は社会的なつながりを高める効果です。自分が所属している(していた)集団の他のメンバーから受け入れられているという主観的な感覚が高まるとされています。

 

また、日常的にできるストレス解消法として「ポジティブ・メモリー」が紹介されているものを見つけました。14秒間、これまでの人生の中であった楽しい出来事や幸せな出来事を思い浮かべるだけでストレス解消になるというもの。些細な出来事(あの時電車で友達と話したの楽しかったな、とか先輩と一緒にごはん食べたの幸せだったな、とか)で良いので、14秒間思い浮かべることでストレスホルモン(コルチゾール)が増えにくくなります。

 

過去を振り返ることは、考えが整理されることや自己分析になることは想像できますが、他にもポジティブな効果があることが分かりました。ただ、過去から抜け出せなくなるという危険性があるのもまた納得できます。ポジティブ・メモリーズの14秒間は短すぎる気もしますが、そうやって短い期間にとどめておく意識が大事なのかなと感じました。

 

参考:「昔を懐かしむ人」を批判してはいけない納得理由 | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース「懐かしい」という感覚がストレス解消になる理由14秒間の回想でストレス解消!? 手軽で効果的なストレス対処法をサイエンスライターが伝授!【医師監修】|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。