組織に馴染むための3つの課題

 こんにちは🍒暑かった夏も終わり、だいぶ涼しくなってきました。今回は引き続き組織社会化について調べました。


 組織社会化とは新しく組織に加わったメンバーが、その組織の目標達成のための役割や価値観を獲得しながら、その組織に馴染んでいくプロセスです。組織に馴染むまでの間には3つの課題があると考えられています。それは文化的課題、役割的課題、技能的課題です。


 1つ目の文化的課題とは、その組織の「文化」に対する適応課題です。組織には特有の言葉やしきたりなどが存在します。そういった暗黙のルールは、明文化されることが少なく、新人にとっては最初にぶつかる障壁です。組織社会化のためには、その暗黙の伝達に取り組まなければなりません。


 2つ目の役割的課題とは、組織において人には「役割」が必要だということです。「勉強が得意な奴」「運動が得意な奴」「本好き」「面白い」「冷静」など、それぞれがその集団における個性を獲得していきます。会社でも自分の価値を示すために役割が必要となってきます。その会社における自分の存在価値を持つことが組織に適応する重要な手段なのです。


 3つ目の技能的課題とは、その組織の一員になるために、文化だけでなく技能も学ばなければならないということです。その組織に必要な技能、またはその組織を成長させるための技能を身につけることで、組織のメンバーとしての価値を発揮することができるのです。


 部活動の組織でも、文化的課題は部のルール、役割的課題は部運営の役割、技能的課題はそのスポーツの技術と、同じような課題が見受けられます。新人はこの3つの課題に分類して意識することで、新しい組織に馴染みやすくなるでしょう😊

 


[参考文献]

組織社会化とは?新人戦力化のために考えたい3つの課題と6つの戦術

https://kigyotv.jp/news/socialization/