○○警察の心理

 こんばんは🌙ヒナです!

 

今回はずっと取り上げたかったコロナ関連についてのブログを書こうと思います😌テーマは「○○警察の心理」です。○○警察というのは去年話題になった「自粛警察」、そして比較的最近話題となった不織布マスク警察」です。「自粛警察」とは、コロナ禍において、社会や人々に自粛生活を強要し、警察かのように目を光らせて監視する人々。「不織布マスク警察」は、不織布マスクを推奨、強要し、同様に警察のように監視する人々を表します。マスクでおしゃれを楽しもう、肌触りの良い素材の方が好きといった思考で、ウレタンマスクを使用する人が増加したものの、飛沫防止機能に劣るといったデータが発表されたことで、このような人々が現れました。

 

なぜ人は、他者に監視するような目を向けるのか。その心理については以下のようなものがあります。

⑴原因帰属

「自分の置かれた状況を認識する際、その原因をどこに向けるか」です。原因帰属には主に2つのパターンがあり、一つは「内的原因帰属」です。こちらは、物事の原因を自分の内部に求める傾向を意味します。コロナ関連で置き換えると、「コロナに感染するのは、自分の危機管理の甘さだ。」といった感じです。もう一つは「外的原因帰属」で、物事の原因を環境や他者に求める傾向です。同じくコロナで置き換えると「コロナに感染するのは周囲が感染防止対策を守っていないからだ。」いわば「人のせいにする」ということです。

○○警察にあたる人は、後者の「外的原因帰属」に当てはまります。コロナ蔓延の原因を、外出している人やウレタンマスクを装着している人に向かわせます。

 

⑵リスク認知

「自分がコロナに感染することや、感染が蔓延するリスクをどのように評価しているか」です。リスク認知が大きい人は、コロナ感染を大ごとに、脅威に捉えます。反対にリスク認知が小さい人は、たいしたことない、など楽観的に捉えています。

○○警察は、前者のリスク認知が大きい人であると言えます。

 

⑶コントロール可能性の認識

コントロールの可能性を大きく認識する人は、コロナが蔓延し続ける世の中を「まだどうにかできる」と考え、状況をどうにかして変えようと行動します。反対にコントロールの可能性を認識していない人は、「もうどうにもならない」「かかるときはかかる」と悲観的になり、感染防止対策に消極的になります。

○○警察は、前者のコントロールの可能性を大きく認識している傾向があります。

 

これらをまとめると、コロナ感染のリスクを脅威に捉え、その原因は周囲の人々の行動にあると考え、状況を変えようと行動する人が、○○警察になりやすいと言えます。

さらに同調圧力「不安」が攻撃的な言動を促進させます。

 

この記事を読んで、○○警察は、「この状況はどうにかなると考え、どうにかさせようと実際に行動している」部分があることを知り、悪い影響ばかりではないのかな、と新しい発見ができました。(人を傷つける暴言暴力は絶対許せませんが…!)

「もう何をしても無駄」と考えて感染対策を怠る人よりも、(心理的には!)今の状況を変えようと行動に移す姿勢がある人が増えたら、もう少し良くなっていくのではないかなと考えました。緊張の日々まだまだ続きますが、頑張りましょう!😭

 

〈参考〉

ウレタンマスクを注意する「不織布マスク警察」が話題 その心理と対処の仕方は?(原田隆之) - 個人 - Yahoo!ニュース