習い事でピアノが人気なわけ

ヒナです🐣

春学期ももう終わりです、実感も全くなく、、、

こんなに学校行きたいって思ったことありません(笑)

ずっと自宅にいて友達にも会えなくてストレス溜まってます。

(秋学期このまま対面授業あったらいいですね、、)

 

皆さん自粛期間で始めたことは何かありますか?私は小学校6年間習っていたピアノをまた始めました。(J-POPばっかりですが(笑)Pretender今更練習して弾けるようになりました👍)ピアノを弾いているときは本当に無心になれて、どこか気分が明るくなる気がします。(中高吹奏楽してたので楽器とか音楽好きです!)

 

さて本題です!日下先生の心理臨床学取っている方いますか?この前その講義で、気分をよくするためには脳の前頭前野を働かせると良いらしくて、そのための手段の一つとして、「手先を動かす」ことが挙げられていました。私は、「だからピアノ弾くことでリラックスできるのか!」と思って、ピアノを弾くことで脳や気分にどう影響しているのか詳しく調べてみました。

 

なんと、ピアノは前頭前野だけでなく他の脳の多くの部分も活性化させるそうです。まず脳の構造はこちらです。

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ピアノを弾くという行動には様々な工程があります。

①楽譜を見る
楽譜を「見る」という動作は後頭葉で処理され、その情報は頭頂葉前頭前野に記憶(作業記憶)されます。楽譜を見たら、短いフレーズごとに音階やリズムを一度覚えますよね。
②弾く
「弾く」前にまず「弾こうとする」、つまり実行しようとする意識が前頭前野で働きます。そして実際に「弾く」という行為は、2つに分かれます。鍵盤の場所、また鍵盤間の距離感を認識する空間認知が働くのですが、これは頭頂葉で処理されます。そのあと、実際に指を動かし、鍵盤を押す巧緻運動前頭前野で働きます。これが日下先生がおっしゃっていた、気分をよくするための手段の一つだったんですね!
③聴く
最後は、自分の奏でている音を「聴く」行為です。これは側頭葉で処理されます。鍵盤を一つ押して「これがド」とか。流れで弾きながら「間違えた!自分はミを鳴らしていたつもりなのにこれはファだ」とか。つまり言語が結びついて、音が言語化されます。
④他にも…
上で述べた基本的な動作に加わって、強弱やテンポ、抑揚、足のペダルなど細かい表現なども必要になるので「脳幹」や「脊髄」まで使われるそうです。
 
以上紹介したように、これら多くの行為が連続的に、しかも一瞬で処理されます。(楽譜は先読みしないとスムーズに演奏できないですからね…)
 
ホンマでっか!という番組でもおなじみの脳科学者、澤口先生によると、「HQ人間性知能)」が向上するそうです。「HQ」とは「IQ=頭の良さ」とは違って、人間力が測定できるもので、ピアノを弾くことで、主に問題解決能力主体性協調性思いやりなどが伸びます。
 
なぜ人間力が向上するのかというと、ピアノは両手で違う動きしなければならないこと(右手でメロディー、左手で伴奏)と、先ほど述べたように演奏しながら楽譜を先読みすること。この2つが活性化させているようです。
譜面の先読みは他の楽器にも共通するスキルだと思いますが、特に両手それぞれ全く違う動きをするのはピアノくらいだと思われます。
 
他にも、記憶できるメモリが増えたり、平衡感覚、思考、運動能力、また語彙力も伸びるそうで、ここには書ききれなさそうです(笑)学力も伸びて運動能力も伸びて、感性も育ってストレスも軽減出来て。幼いころの習い事として人気な理由がすごくわかりました。私も子どもができたらピアノ習わさせます😉
 
 
参考